夜の蒼

もどれ 僕のリズム

あの頃のリズム 走れ

不透明な屋根が覆う この庭で

君はいつも 草むしり

狂うリズム ミルフィー

 

変わった蒼が、

僕を居づらくさせるのは

毎朝のイチゴがなくなってしまったのは

僕が未熟だからでしょうか

 

心理的バランス リズムに片足地雷なし

偉大が定義した 皆に巣食う浮上の定理は

ぼくの主張を 部分分けして

いつのまにか 空の上

 

また、逃げた 空の上

醜い雲が僕を隠す

太陽はまた見ないフリ

月は最後も避雷針

いつもの決まった流行り歌

誰も意味など知らなくて

僕の嘆く理由すら

隠されたまま針は落ちる

 

愛してるのに逃げるんだね

呆れた顔が雲へ消えた

愛してるのに叫ぶんだね

鼓膜潰して僕を見ないで

見えない糸が僕を刺す

 

ねぇ、

君が軽視するそれは

僕の大事なものでした。

君が願うそれは

僕の苦痛でしかなかったんだよ

 

足が押し退ける

木目の端も

君があざ笑う僕の涙も

端から見たら弱虫で

理解と共に流れてる

 

僕のこと、本当に愛してるのなら

君は今も僕の目を見てるはずなのに

君が本当に僕を想うのなら

もう僕はここにはいないはずで

 

僕が悪いのか、

わからないのはもう

君の呆れ顔が

僕を愛しているからだ

 

積み上げた布石が僕から平常を奪った

嵐に眉をひそめて

祈ることしかできないのに。

枯れた涙が見計らった、

君の声が簡単にさせるのは僕だけで。

 

なにも知らないよ。

誰も 何も

当たり前だよ

喉の奥を覆うその声が

前頭葉を優しく撫でる

 

耐えて、僕の普遍

乱す音はきっと僕の一部だ

耐えるしかないけど

子供だから、仕方ないよね。

無力な無知。

大いなる価値に抗うことなんて、

決してできないよ。

 

僕がどれだけ愛を謳ったって、

君はまた戯言として

流しちゃうのだろう。

僕の愛は利益にもならないけど、

君の愛がわかりやすいそれに奪われてしまったのは

防げなかったのは

僕が何も知らない子供なのかな

 

君の愛が愛を脅迫するのは

僕たちの結末を予期してたらしい。

個性を論じて、君。

無二を愛して、僕。

 

愛を語るならほっといてよ。

 

策略だ。

もう嵌ってる。

後の優しさが、

事実の抹殺が、

僕らの利害を壊していたこと、

君は気づいていたのでしょう。

 

そんなもの、

代わりになるなんて思わないでよ。

あの時の君が僕を否定したんだ。

それを殺されたら、

僕の否定が拭えない。

誇張したそれが、

僕の勇気を凪と仮定したんだ。

お願いだから、愛を語るのなら、

愛を代するのなら、

僕を一人にしてよ

 

君の利己が、

僕の自由を否定して、

君の自由が、

僕の思考を制限して。

 

自由を認めるなら

普遍を押し付けないで。

僕の自由、返してよ。

僕の笑顔、返してよ。

 

僕の自信、ねぇ、僕のもの、全部。

返してよ。

知らぬ顔するつもりなら、

もう僕を定義しないで。

 

さよならって、心から言わせて。

 

わかるでしょう。

 

屈折した僕は君が苦痛でしかない。

 

きっとそれら全て、

僕の異質で片付いてしまうものだから、なおさらに。