不安定に断定
定期と化した雑音が僕の平穏を奪う
愛を語る君の対象であるはずの僕はなぜ
なぜ、存在を否定されているのだろう
愛の形が
鋭い影が
無責任に僕を撫でる
実感なき愛の価値なんてわからないや
醜さが僕を絞める
熱い蜂蜜が髄液と化す
僕は言わない
何も言わない
だから何も知らない
動く心を水玉の球体が
じっと濡らす
唯一をかつて証明してくれた彼はまた、
僕を無二にしたみたいだ
僕の無二と
唯一を
彼を以て否定して、
また君に会いに行くよ
あのときの君に会いたくて
僕はまた、旅に出る
視線が隠す思考は
どうせ貶めるためにあるんだろう
醜くて醜くて我慢ならないや、
その一線を強調する目は
私のためじゃなくて
あなたのためのものだよ